買取価格が3倍以上に値上がりしたトミカの事例⑤ トミカの人気ボディカラーは

以前の記事で、高く売れるトミカは、実車が人気モデルであることを記載させて頂きました。その際に紹介した1つがクレスタ。ボディカラーによって、価格が異なっていることも記載しています。

 

■トミカリミテッドヴィンテージLV-N137☆トヨタ クレスタ スーパールーセント ツインカム24 (86年式)

800円(2017年)→1600円(2020年)

750円(2017年)→1400円(2020年)

 

本日は、トミカでも高く売れる人気のボディカラーのパターンについて紹介します。

 

 

トミカの人気カラーは実車でも人気のカラー

 

最初に紹介するのは、日本の誇る最高級車センチュリーです。2015年5月に2代目センチュリーが「トミカリミテッドヴィンテージLV-N105☆トヨタ センチュリー」として発売されました。定価は2860円。

 

 

買取査定の基準となるヨドバシの販売価格は2220円。販売終了商品ですので、表示されていませんが、ヨドバシでトミカを購入すると10%のポイントが付与されます。2220円-222ポイント=1998円を基本に査定額を決定します。

 

 

発売時の価格はLV-N105aは800円、LV-N105bは750円です。2020年末にはLV-N105aは4100円と5倍以上。定価が値上がりしたトミカでは珍しい高騰ぶりです。

 

一方、LV-N105bは1800円。倍以上に値上がりしていますが、LV-N105aとは比較になりません。

 

センチュリーと言えば「富士クリスタル パール マイカ」という名のホワイトが人気ではなく、LV-N105aの「神威エターナルブラック」です。人気カラーですが、ここまで差がつくとは。

 

2016年1月にはトミカリミテッドヴィンテージLV-N105cとLV-N105dが発売されました。定価は同じ2860円。追加されたボディカラーは紺と「精華レイディエントシルバーメタリック」と言われるシルバーです。

 

ヨドバシでは割引率が27%と少し大きくなっているので、2040円と安くなっていますが、買取査定額に影響する金額ではありません。

 

買取査定額はLV-N105cは750円。LV-N105dは800円です。2020年末にはともに1800円に値上がりしています。

 

 

LV-N105dのシルバーは2005年1月に追加された新色です。初代センチュリーに設定されていたホワイトは純正色としては存在していないので、数少ないオーナードライバー向けのボディカラーということになるでしょう。

 

センチュリーが大好きな私としては、このシルバーの値上がりを期待したのですが・・・マニアック過ぎたのかもしれません。

 

800円→4100円(2020年)

750円→1800円(2020年)

 

オーナー自らは運転せずに、運転は専属運転手に任せるショーファードリブンの最高級車であるセンチュリーですから、黒が人気になるのは当然と言えば当然ですが。まさか、トミカの価格で、ここまでの差が出るとは思いませんでした。

 

750円→1800円(2020年)

800円→1800円(2020年)

 

中古車サイトを検索してみるとわかりますが、センチュリーの中古車は圧倒的に黒が多いです。

 

 

中古車サイトを検索するというのもトミカで人気になるカラーを予測する方法の1つになるかもしれませんね。

 


 

2点目はクレスタの兄弟車で、ハイソカーブームの主役の1台であった5代目マークⅡです。トミカでは2014年10月に初めて、トミカリミテッドヴィンテージLV-N95☆トヨタ マークII ハードトップとしてラインナップされました。

 

 

定価1870円ですが、ヨドバシでは1440円。ポイントを控除した実際の価格は1296円になります。

 

 

発売時の査定額はLV-N95aが700円。LV-N95bは600円。2020年末では、LV-N95aは1700円に。LV-N95bは1100円。1.5倍の価格差になっています。

 

ハイソカーブームで人気となったのはLV-N95aの「スーパーホワイト」と呼ばれる白です。LV-N95bは、どう見ても人気色とは言えません。またセンチュリーのシルバーのように希少色として、マニアに好まれるような色とも言い難いです。

 

700円→1700円(2020年)

600円→1100円(2020年)

 

クレスタの場合は人気色の白と、オプション色(ある程度の人気はある)パールシルエットトーニング(ベージュ系2トーン)でしたので、価格差が少なかったのですが、LV-N95bのスリークブラウントーニングでは当然かなという感じです。

 

 

なお2017年3月に追加された特別仕様車「トミカリミテッドヴィンテージLV-N95c☆トヨタ マークII グランデリミテッド(85年式) 」は定価2530円と値上がりしていますので、今回の比較検証からは除外しています。

 


 

3点目に紹介するのは、トミカでも人気の「西部警察」シリーズに登場する「スーパーZ」のベース車となった2代目フェアレディZ(S130型)です。

 

 

2013年7月にトミカリミテッドヴィンテージLV-N84☆日産 フェアレディ 280Z-T 2by2として登場しました。

 

定価は1650円。ヨドバシでは1270円。実質価格は1143円(1270円-127ポイント)。

 

2014年での査定額はa・bともに500円です。2020年末ではLV-N84aが1300円、LV-N84bが1200円と2倍以上になっています。

 

 

2014年1月にはカラーバリエーションとしてLV-N84cとLV-N84dが追加されました。定価1760円で、ヨドバシ1360円と多少値上がりしていますが、買取価格にそれほどの影響はありません。

 

 

当時の査定額はLV-N84cが500円、LV-N84dは600円です。2020年末にはLV-N84cが1100円。LV-N84dは2100円と3倍以上になっています。

 

500円→1300円(2020年末)

500円→1200円(2020年末)

 

LV-N84aの黒のボディにゴールドのピンストライプも人気色です。LV-N84bよりも人気になるはわかります。

 

500円→1100円(2020年末)

600円→2100円(2020年末)

 

追加されたLV-N84dは、銀ボンネットの「マンハッタンカラー」と呼ばれた人気色。もとは特別仕様車のカラーでしたが、カタログカラーになったほどの人気色です。トミカでも人気のカラーとなるもの当然と言えるでしょう。

 

ちなみにトミカではブラック×シルバーが再現されていますが、実車ではブルー×シルバーや逆マンハッタンも存在しています。

 


 

4点目は、上記のフェアレディZと同じく「西部警察」の特装車のベースとなった6代目スカイラインです。2013年8月にトミカリミテッドヴィンテージLV-N85☆日産 スカイライン 2000RSとして登場しました。

 

 

定価1760円。ヨドバシでは1360円で販売(10%ポイントを控除した実質価格は1224円)しています。

 

 

2014年の買取価格はLV-N85aが550円、LV-N85bが500円です。2020年にはLV-N85aが1600円と約3倍。LV-N85bは1200円になっています。

 

 

さらに2014年2月には史上最強のスカイラインと言われたスカイライン 2000RSターボ(83年式)の2色が追加されました。定価1760円で、ヨドバシ1340円で、大きな変更はありません。

 

 

買取査定額はLV-N85cが650円、LV-N85dが550円です。2020年ではLV-N85cが2800円と4倍以上に高騰。LV-N85dは1600円です。

 

550円→1600円(2020年)

500円→1200円(2020年)

 

赤/黒のボディカラーは、トミカでも人気の西部警察マシンやスーパーシルエットと同じカラーで、6代目スカイラインのイメージカラーとも言える人気カラーです。大きく差がつくのも当然とも言えます。

 

650円→2800円(2020年)

550円→1600円(2020年)

 

実車の人気カラーがわからない場合は、ネットで画像検索してみるといいかもしれませんね。「スカイライン2000 RS」と検索すると後期型の鉄仮面も含まれてしまいますが、ヒットするボディカラーの数=高く売れるトミカになっています。

 

圧倒的に赤/黒のカラーが多いです。次に多いのがLV-N85aの銀/黒。そして、LV-N85dの白。LV-N85bの赤の単色は少ないです。

 

 

ちなみにこの記事で紹介した「2代目センチュリー」「5代目マークⅡ」「2代目フェアレディZ」と検索してみました。最も高く売れるトミカのカラーが、画像検索で最も多くヒットします。フェアレディZの場合は、圧倒的とは言えませんでしたが。

 

他の車種にも当てはまるかどうかはわかりませんが、高く売れるトミカのボディカラーを予測する1つの方法かもしれませんね。

 


 

5点目は、今回のタイトルから少し外れますが、大型トラックの日産ディーゼル サングレイドを紹介します。2011年4月にトミカリミテッドヴィンテージLV-108a☆日産ディーゼル サングレイトが発売されました。定価5170円。

 

 

2011年12月にはカラーバリエーションとして、トミカリミテッドヴィンテージLV-108b☆日産ディーゼル サングレイドが追加されました。定価5280円。ヨドバシでは3340円。実質価格は3340円-334ポイントの3006円です。

 

 

トミカ買取.comを開設した2014年の買取価格はLV-108aが1400円、LV-108bが1300円。2020年末にはLV-108aが4000円、LV-108bが3500円と倍以上になっています。

 

1400円→4000円(2020年)

1300円→3500円(2020年)

 

当然と言えば当然ですが、トラックのようなモデルでもボディカラーによって人気に差がつきます。

 

2014年4月に追加されたカラーバリエーションのトミカリミテッドヴィンテージLV-108c☆日産ディーゼル サングレイト。定価5720円。買取価格は1400円。2020年末では4200円になっています。

 

ちなみに「日産ディーゼル サングレイド」で画像検索しても、高く売れるトミカのカラーとは一致しませんでした。おそらく、トラックの場合は他のモデルでも使えないと思います。

 


 

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