本日は高く売れるトミカとして、外国車を取り上げたいと思います。昭和の時代に発売されていた「トミカ外国車シリーズ」のように希少性が高く、多くの人には役立たない記事ではありません。
また現在ではラインナップに占める外国車の割合が増加した通常トミカの外国車でもありません。通常トミカの外国車は、以前のランボルギーニ ムルシエラゴの初回特別カラーのように価格が高騰して、高く売れるか?という点では疑問も残ります。
その疑問についても、実例を交えながら今後の記事で紹介したいと思います。今回はトミカリミテッドヴィンテージおよびNEOの外国車に絞って事例を交えて紹介したいと思います。
トミカリミテッドヴィンテージ系の外国車は価格が高騰
トミカリミテッドヴィンテージ5周年記念として発売された初の外国車は、ポルシェ 911でした。ナンバーではLV-85とLV-86になります。
LV-85は昔のミニカーや図鑑に登場した912のパトカー仕様。LV-86は911です。LV-86も高騰していますが、LV-86については、別の機会にご紹介したいと思います。
今回は、まずはエンジンが4気筒になるポルシェ 912シリーズ「トミカリミテッドヴィンテージLV-93☆ポルシェ 912」からご紹介します。
2010年8月に発売されたトミカリミテッドヴィンテージLV-93a☆ポルシェ 912(1965年式)。定価は1430円でした。
2011年6月に追加されたトミカリミテッドヴィンテージLV-93b☆ポルシェ 912(1967年式)は定価が1470円となっていますが、差額がわずかなので、買取価格にはそれほど影響しません。ヨドバシでの販売価格は1160円。トミカ購入で付与されるポイント10%を差し引いた、実質価格は1044円です。
トミカ買取.comを開設した2014年時点ではLV-93bは楽天の某ショップに在庫が残っていました。お値段はヨドバシよりは、少し高い1092円で新品を購入できました。
新品を購入できる=買取価格が上がらないので、2014年時点での買取価格は450円でしたが、2020年末現在の買取価格は2800円と6倍以上に高騰しています。ほんの少し前までは、新品が1100円程度で購入できたモデルです。
カラーバリエーションとなるLV-93aは2014年時点での買取価格は、新品で入手できなかったので500円とbと比べると少しだけ高くなっています。2020年末には5倍以上の2700円に高騰しています。
500円(2014年)→2700円(2020年) |
450円(2014年)→2800円(2020年) |
LV-93bと同じく2011年6月にラインナップされた911の初期型「トミカリミテッドヴィンテージLV-110a☆ポルシェ 911(1964年式)」も定価などは同じです。
買取価格も同じ450円でした。2020年末での買取価格は2700円と約6倍に上がっています。
2017年に追加発売されたトミカリミテッドヴィンテージLV-110b☆ポルシェ 911 ワールドツアー仕様(1967年式)は定価が2860円と倍近くに値上がりしています。
ヨドバシでの販売価格は2240円。ポイント10%を差し引くと、実質価格は2016円。販売価格が上がるということは、当然、買取価格も上がります。2017年の買取価格は800円ですが、2020年末では2400円と3倍になりました。
450円(2014年)→2700円(2020年) |
800円(2017年)→2400円(2020年) |
トミカリミテッドヴィンテージLV-110b☆ポルシェ 911 ワールドツアー仕様(1967年式)は定価も買取査定の基準となる販売価格も倍近くになっていますので、発売当時の買取価格は高い。価格の高騰という点では古いモデルに及びませんが、約3倍に高騰しています。
外国車と言えば外してはいけない存在がメルセデスベンツ。通常トミカでは、いろんなモデルがラインナップされていますが、トミカリミテッドヴィンテージNEOではバブル期に絶対的な人気を誇ったSクラスの560SELではなく、5ナンバーサイズの190E。通称「小ベンツ」と言われたモデルです。
2013年2月にトミカリミテッドヴィンテージLV-N77☆メルセデス ベンツ 190Eの2色が発売。定価は1870円でした。
買取査定額の基準となるヨドバシでは1340円です。付与されるポイントの10%を差し引いた価格は1206円です。
2014年の買取価格はa・b共に600円。2020年の買取価格はaが4500円。bが3500円と5倍以上に高騰しています。
600円→4500円(2020年) |
600円→3500円(2020年) |
2013年3月に発売された3ナンバー登録となるトミカリミテッドヴィンテージLV-N79☆メルセデス ベンツ 190E 2.3も定価は同じく、1870円。
買取価格も2014年ではaが650円。bが600円。2020年末ではaが4000円。bが3500円とどちらも5倍以上になっています。
650円→4000円(2020年) |
600円→3500円(2020年) |
ベンツと言えばライバルはBMW。トミカリミテッドヴィンテージNEOでは、バブル期には六本木カローラと呼ばれるほど人気のあった3シリーズがラインナップされています。
2014年6月に発売されたトミカリミテッドヴィンテージLV-N91☆BMW 318i 2ドアは定価が2090円。ヨドバシの実質販売価格は1125円(1250円-125ポイント)です。
当時の買取価格は650円でしたが、2020年末にはaが3000円、Bが3300円と高騰しています。
650円→3000円(2020年) |
650円→3300円(2020年) |
2014年7月に発売されたトミカリミテッドヴィンテージLV-N93☆BMW 325i 4ドアも定価などは変化なし。
買取価格は650円。2020年末ではaが2800円。bが2300円とLV-N91と比較すると安くなりますが、4倍以上と高騰しています。
650円→2800円(2020年) |
650円→2300円(2020年) |
トミカリミテッドヴィンテージシリーズではおなじみのカラーバリエーションの追加。2015年12月に追加発売されたトミカリミテッドヴィンテージLV-N93c☆BMW 325i 4ドアは、定価が2420円に値上がりしています。
定価が値上がりしているので、買取価格の基準となるヨドバシの価格も1750円(実質価格はポイント10%を差し引くと1575円)に上がっています。
2015年の買取価格は700円でしたが、2020年には買取価格が2500円と3倍以上になっています。
外国車というタイトルですが、ドイツ車ばかりを取り上げてしまいましたが、トミカリミテッドヴィンテージ系でラインナップされているのは、ドイツ車がほとんどです。日本では外車=ドイツ車的なところがあるので、当然といえば当然ですが。
なお、ゴルフとアウディもラインナップされていますが、ドイツ車だけの記事になるので、今回は取り上げません。代わりに数少ないイタリア車のラインナップを紹介します。
まずは2016年10月に発売されたトミカリミテッドヴィンテージLV-N131☆フィアット パンダ 1100CLXをご紹介します。定価は2640円。
ヨドバシでは、ポイント10%を控除した実質価格は1728円です。2016年当時の買取価格は650円。2020年の買取価格はaが1400円。bが1300円。と2倍以上になっています。
650円→1400円(2020年) |
650円→1300円(2020年) |
続いて11月に発売されたトミカリミテッドヴィンテージLV-N133☆フィアット パンダ 1000 スーパーi.e.も定価や買取査定の基準となるヨドバシの価格に大きな変動はありません。
2016年の買取価格は650円。2020年の買取価格はLV-N131と同じく、aが1400円。bが1300円になっています。
650円→1400円(2020年) |
650円→1300円(2020年) |
ポルシェ、ベンツ、BMWのように4倍、5倍と高騰していませんが、フィアットも2倍以上の買取価格になっています。
フィアット以外に紹介したい外国車は、2016年9月に発売されたトミカリミテッドヴィンテージLV-N130☆ランチア デルタ HF インテグラーレ 16V(89年式)です。
定価はフィアットと同じく2640円。ヨドバシでの販売価格は1710円と少し安め。付与されるポイント10%を控除した価格は1539円(1710円-171ポイント)です。
2016年の買取価格は650円。2020年ではaが1800円、bが1300円の買取価格と倍以上に上がっています。
650円→1400円(2020年) |
650円→1300円(2020年) |
ドイツ車の高騰と比較すると、それほど高くなっているとは言えませんが、そこは実車の人気の差と考えていいと思います。
それでは、次回は別の高く売れるトミカのパターンを紹介したいと思います。
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