前回までは、普通車を中心に高く売れるトミカを紹介してきました。今回は、商用車を中心に高く売れるトミカをご紹介したいと思います。
消防車やバス、トラックトレーラーなどはトミカでも人気の車種です。通常トミカはもとより、ロングタイプでも多くのラインナップされています。
トミカリミテッドヴィンテージ系にも、バスや消防車などの大型車両がラインナップされています。トミカリミテッドヴィンテージシリーズの特徴は全車1/64スケールということです。バスや消防車などの大型車両は迫力満点に仕上がっています。
もちろん、お値段は高くなりますが、これらのモデルは高く売れるトミカと言えます。それでは事例を交えて紹介します。
トミカリミテッドヴィンテージ系の大型車両
まず最初に紹介するのは、定番トミカでもヒット作となったトミカ29-2☆日野 はしご消防車を1/64スケールで再現したトミカリミテッドヴィンテージLV-N24a☆日野 TC343型 はしご付消防車(80年式)です。
5周年記念商品として、2009年12月に発売されました。定価7700円と当時のトミカリミテッドヴィンテージNEOの定価1320円と比較すると6倍近い価格になっています。
価格が価格ですから、人気モデルにしては販売数は少ないでしょう。これも高く売れるようになる1つの要因です。
2010年9月にはトミカリミテッドヴィンテージLV-N24b☆日野 TC343型 はしご付消防車(80年式) が発売されました。定価は8140円とさらに値上がりしています。
ヨドバシでは、トミカの場合、定価の約20%引き+10%ポイント付与が基本ですが、それでも実質販売価格は、6000円近いでしょう。トミカ買取.comを開設した2014年の買取価格は、LV-N24a・bともに4000円です。
4000円(2014年)→15000円(2020年) |
4000円(2014年)→12500円(2020年) |
2020年での買取価格は、LV-N24aが15000円と4倍近くに高騰。LV-N24bは12500円と3倍以上に高騰しています。希少性も値上がりの要因になっているのでしょう。
2010年7月に追加されたトミカリミテッドヴィンテージLV-N36a☆日野 KB324型 化学消防車 田原市消防署(77年式)は 定価が5720円と、少しお求めやすい価格になっています。
2014年の買取価格は2000円でしたが、2020年には買取価格が8000円と4倍に高騰しています。こちらのモデルも高く売れるトミカと言えます。
2点目に紹介するのは、 マニアな国産車趣味の専門雑誌「高速有鉛デラックス」で取材状況が紹介されて、話題となったトミカリミテッドヴィンテージLV-N49a☆日野 KB314型 タンクローリー(シェル)です。
LV-N49aは2011年2月に発売され、定価は5500円。翌3月には、バリエーションとしてトミカリミテッドヴィンテージLV-N49b☆日野 KB314型 タンクローリー(出光) が追加発売されました。
当時のヨドバシの販売価格はネット上には残っていませんが、20%引きの4400円程度だったと思います。付与される10%のポイントを控除した実質価格は4000円ほどだったと思います。
2014年の買取価格は、LV-N49aが2200円、LV-N49bが2100円です。それでは実際にどのように買取価格が値上がりしたかを紹介します。
2200円(2014年)→17500円(2020年) |
2100円(2014年)→16500円(2020年) |
LV-N49aは17500円と約8倍に高騰。LV-N49bも16500円と8倍近くに高騰しています。上記の消防車よりも安価でお求めやすい定価でしたが、より高く売れるトミカになっています。
3点目に紹介するのはシリーズ初のトレーラートラックとして、2014年2月に発売されたトミカリミテッドヴィンテージLV-N89a☆日野 HE366 カートランスポーター(アンチコASZ-022 車輌運搬トレーラ) です。
定価は13200円。ヨドバシでの販売価格は10250円。ヨドバシでのトミカ購入時に付与される10%のポイント(1025ポイント)を控除した実質価格は9225円です。
発売時の買取査定額は4500円。2020年には16000円と3倍以上に高騰しています。
2014年9月 にはトミカリミテッドヴィンテージLV-N89b☆日野 HE366 カートランスポーター(アンチコASZ-022 車輌運搬トレーラ) を追加。定価は14300円と値上がり。
ヨドバシの販売価格はネット上には残っていませんが、20%引きの11440円程度と思われます。付与される10%ポイントを控除した実質価格は10300円程度でしょう。
発売時の買取価格は4800円。2020年には17000円。こちらのバリエーションも4倍近く値上がりています。
2015年9月には新たにトミカリミテッドヴィンテージLV-N89c☆日野 HE366 カートランスポーター(アンチコASZ-022 車輌運搬トレーラ) ホンダ・エクスプレス が追加されました。
定価は15400円に値上がり。ヨドバシでの販売価格は25%引きの11330円。少し安いようですので、トミカの平均値引き20%引きで計算すると12320円。10%ポイントを控除した実質販売価格は11000円程度でしょう。
発売時の査定額は5000円。2020年には12000円と2.4倍に値上がりしています。LV-N89aやLV-N89bと比べると落ちますが、高く売れるトミカと言えるでしょう。
4500円→16000円(2020年) |
4800円→17000円(2020年) |
2019年2月に発売されたトミカリミテッドヴィンテージLV-N89d☆日野 HE366 カートランスポーター(アンチコ ASZ022 車両運搬トレーラ) も値上がりはするでしょうが、以前のモデルほどは期待できません。
4点目に紹介するのは大型バス。最近のエルガにしようか、日野RBにしようか?と思いましたが、私が子供の頃に走っていたいすゞのBU04型バスを紹介します。
マニアの間では人気の バスで、2008年1月にトミカリミテッドヴィンテージLV-N09☆いすゞ BU04型バスとして発売されました。LV-N09aは国際興業仕様で、LV-N09bは岩手県交通仕様です。
2008年9月にはトミカリミテッドヴィンテージLV-N09c☆いすゞ BU04型バス 東京都交通局が追加されます。
2009年1月 にはトミカリミテッドヴィンテージLV-N09d☆いすゞ BU04型バス 東京都交通局。2010年2月にはLV-N09e☆いすゞ BU04型バス 名古屋市交通局というように人気モデルらしく、バリエーションの充実が図られます。
LV-N09a~LV-N09eまでは、定価3630円です。2012年2月に発売されたトミカリミテッドヴィンテージLV-N09f☆いすゞ BU04型バス 名古屋市交通局は定価3960円と値上がりしています。
ヨドバシの販売価格は1300円となっていますが、エラーと思われます。類似のトミカリミテッドヴィンテージLV-23f☆日野 RB10型 東急バスが定価3850円。ヨドバシでの価格が2900円となっています。
定価3630円のLV-N09a~eは、20%引きの2904円程度。10%のポイントを控除した実質価格は2614円程度と思われます。2014年の買取価格は、LV-N09aは1600円、LV-N09bは1500円です。
1600円(2014年)→3200円(2020年) |
1500円(2014年)→3100円(2020年) |
2020年にはLV-N09aは3200円と2倍に。LV-N09bも2倍以上の3100円になっています。
1400円(2014年)→2800円(2020年) |
1400円(2014年)→2800円(2020年) |
LV-N09cとLV-N09dは2014年時の買取価格はともに1400円。2020年には2倍の2800円に上がっています。
1400円(2014年)→2800円(2020年) |
1400円(2014年)→2800円(2020年) |
定価3960円のLV-N09fも20%引きの3168円程度。ポイントを差し引いた実質価格は2852円でしょう。LV-N09eとLV-N09fも買取価格は2倍になっています。
この記事の最後に紹介したいのがトミカリミテッドヴィンテージシリーズ初の路面電車「トミカリミテッドヴィンテージLV-146a☆広島電鉄 750形(現行色)」です。
2014年11月に発売で定価17380円。ヨドバシでは13100円。ポイントを控除した実質価格は11790円と高い。
これはどうかな?と思っていましたが、発売時の買取価格4000円から2020年には8000円に上がっています。価格やシリーズが違いますが、トミカプレミアム06-01☆JAXA はやぶさ2。販売中の買取価格は200円。2020年には4倍の800円になった例もありますので、現在は注目しているモデルの1つです。
当初は、全くノーマークだったモデルが高騰するというケースもあります。
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